お坊ちゃん

1926年 映画脚本・原作

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。お問い合わせはこちら


原作:水島あやめ
脚本:吉田百助、島津保次郎
監督:島津保次郎、蔦見丈夫、五所平之助
撮影:桑原昻、野村昊、三浦光男
製作:松竹蒲田撮影所

【配役】
宇田恭造(社長) 岩田祐吉
息子・友三 諸口十九
松平直義(支配人) 新井淳
木崎義房(技師) 藤野秀夫
秋本牧三(社員) 渡辺篤
東郁子(タイピスト) 英百合子
羽田美津子 筑波雪子
木崎きぬ子 林千歳
羽田家女中 飯田蝶子
松本すみ子(女事務員) 松井千枝子
玉子(半玉) 田中絹代
ライオンお百 岡村文子

ジャンル:社会劇、サイレント、15巻
封切日:大正15年5月1日
封切館:浅草電気館

【あらすじ】
大学を出たばかりの工学士友三は、世間知らずの「お坊ちゃん」。父恭造が満州視察に旅立つのを機に建築会社の社長に就任する。しかし、社長就任に有頂天になり、狩猟や恋にうつつを抜かすうちに、社員の不正工事で建築中の公会堂が崩壊してしまう。自らの未熟さを悟った友三は心を改め、仕事に邁進し、無事公会堂の再建に成功する。

【解説】
水島あやめが松竹蒲田脚本部に入って最初の作品。人気スター諸口十九の欧米視察からの帰国第一回主演映画脚本募集で、三千余作のなかから一等に当選。所長城戸四郎が総指揮を執り、蒲田所属俳優が総出演、撮影に約四か月と厖大な費用をかけて製作した喜劇の超大作で、三週続映の大ヒット。城戸が従来の現代劇に一石を投じた注目作だった。
(20200927)

PAGE TOP