水島あやめ
脚本家・小説家(明治36年7月17日~平成2年12月31日)
明治36(1903)年7月17日新潟県の裕福な家に生まれ、大正10年に上京。日本女子大学在学中に本格的に小説を書き始め、映画会社の小笠原プロダクションで脚本を学ぶ。大正13年に書いた脚本『落葉の唄』が映画化され、わが国初の女流脚本家としてデビュー。15年松竹キネマ蒲田撮影所に入社、30本近くの脚本を書いたが、のち児童文学に転向。昭和14年『小公女』を翻訳、15年少女小説集『友情の小径』を発表、その叙情性と感傷性で少女たちに人気を博した。ほかの作品に『母への花束』『乙女椿』などがある。
―出典:『日本初の女流脚本家・少女小説作家 水島あやめの生涯』
紹介動画
活動写真弁士の佐々木亜希子さんに、動画で紹介いただきました。
評伝・水島あやめという女性
- 2019年12月25日水島あやめという女性「水島あやめの生涯 日本初の女流脚本家・少女小説作家」出版とブログ「評伝・水島あやめという女性」終了について
- 2016年2月14日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第70回)
- 2016年2月12日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第69回)
- 2016年2月6日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第67回)
- 2016年1月31日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第65回)
- 2016年1月30日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第64回)
- 2016年1月25日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第63回)
- 2016年1月24日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第62回)
- 2016年1月18日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第60回)
- 2016年1月16日水島あやめという女性評伝・水島あやめという女性(第58回)
解説・挿話
- 2020年10月28日映画脚本・原作作品紹介「映画脚本・原作」の改訂について
- 2020年10月2日映画脚本・原作松竹蒲田撮影所蒲田脚本部野田高梧「もっともっと女性脚色家出でよ」
- 2020年8月16日映画脚本・原作松竹蒲田撮影所蒲田脚本部古川緑波「水島あやめ女史よ、私は貴女に嘱望する。」
- 2020年6月13日松竹蒲田撮影所蒲田脚本部松竹キネマ蒲田撮影所100周年特集「大田の観光」2020年・夏号
- 2020年6月13日少女小説少女小説「秋草の道」 南魚沼を舞台にした物語
- 2020年6月12日随筆・随想「北国の春は、全く自慢してもいい程『春らしい春』です」
- 2017年2月26日松竹蒲田撮影所蒲田脚本部湯河原温泉 中西旅館跡地を訪ねる
- 2015年10月17日蒲田脚本部トーキー移行期におけるセリフ廻しの進化と脚本の課題
- 2015年10月12日蒲田脚本部水島映画について五所平之助・清水宏・斎藤寅次郎が残した言葉
- 2015年10月10日松竹蒲田撮影所蒲田脚本部五所平之助・清水宏・小津安二郎・斎藤寅次郎・成瀬巳喜男が監督した水島映画