来る11/23 、蒲田図書館歴史講座が開催されます。
■講 演:「蒲田撮影所と脚本家・水島あやめ 女性差別と所長 城戸四郎の庇護」
■開催日:2024年11月23日(土祝) 14:00~16:00
■会 場:蒲田図書館2F 多目的室(大田区総合体育館の裏) 大田区東蒲田1-19-22
■申込み:先着30名(事前申込制) 入場無料 TEL03-3738-2459
■主 催:大田区立蒲田図書館
※パネル展示を同時開催
水島あやめは、大正末から昭和10年まで、松竹キネマ蒲田撮影所の脚本部でただ一人の女性脚本家として活躍しました。
大正14年春、日本女子大学を卒業した水島あやめは蒲田撮影所脚本部に採用され、女性脚本家の先駆者の一人として活動。
母もの・少女もの・親子もの・恋愛もの・夫婦もの・児童映画など28本(生涯で32本)の女性向けの映画の原作・脚色を書いた人気脚本家でした。
しかし大正末から昭和初期は、女性が社会的に活動するようになって、まだ間もない時代―。
人気女優が華々しく活躍していた蒲田撮影所であっても、映画制作の中核を担う監督・脚本の仕事は男性が占めており、唯一の女性脚本家だった水島は、さまざまな差別や偏見とたたかわなければなりませんでした。
そんな孤独な水島を、蔭になり日向になって支え、育ててくれたのが所長の城戸四郎でした。
水島あやめが受けた差別や偏見とは、どのようなものだったのか―。
所長・城戸四郎は、どのように水島を護り、指導し、育てたのか―。
20世紀前半という時代的背景にも目を配りながら、お話したいと思います。
どうぞお運びください。
2024/10/8