近年、「日本の女性映画人」の発掘と顕彰が進められています。
「女性脚本家」として、もっともはやい時期にデビューし活躍したひとりが「水島あやめ」。
国立映画アーカイブで今年2月7日から特集が開催され、水島の脚本作品「親」も上映されました。
それ以降、水島に触れる発信が、インターネットや学会で増えてきているようです。
調査・研究をはじめて30年経ち、ようやく「女性脚本家・水島あやめ」の存在を、みなさまに知っていただける時期が到来したことを嬉しく思っています。
このたび、水島あやめが映画シナリオを学び、脚本家デビューした小笠原プロダクションと特作映画社の時代について詳しくまとめました。
ご一読いただければ幸いです。
入手をご希望の方は、「お問い合わせ」からご連絡ください。
●目次(概要)
はじめに
水島あやめと小笠原プロダクション
第一章 映画脚本家デビュー作「落葉の唄」のこと
第二章 国民的話題作「水兵の母」と小笠原プロの解散
水島あやめと特作映画社
第一章 特作映画社の設立と「極楽島の女王」
第二章 「我は海の子」(製作中止)と特作映画社の挫折
注記
あとがき
20230608