金城山のふもとで―私のわらべうた―

1972年 随筆・随想

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ジャンル:回想録
刊行日:昭和47年10月10日
発行:上村印刷所(自家出版)
◆解説
水島が69歳の時に、生まれ故郷である新潟県六日町の印刷所から自費出版した回想録。
明治36年生まれの水島が、少女時代だった明治・大正時代の故郷・雪国の原風景と原体験を綴った回想録で、感受性豊かな文章で描かれた四季の風景や年中行事、風習などが、あたかも絵画のように美しく、瑞々しく記録され、同郷の人々に愛読されている。
水島はあとがきに、「生涯で一冊でもいいから、自分の好きなように書いた本を、つくってみたいと願っていたことが叶って、うれしくてたまりません」と書いている。映画脚本家、児童小説作家として、数多くの物語を執筆した水島ではあったが、さまざまな事情に縛られ、必ずしも思い通りに書くことができなったのかもしれない。

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