恋愛混戦

1927年 映画脚本・原作

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原作:水島あやめ
脚本:水島あやめ
監督:島津保次郎
撮影:桑原昻
製作:松竹蒲田撮影所

【配役】
令嬢・雅子 筑波雪子
青年・須田 奈良真養
須田の友人・森 岡田宗太郎
カフェの女給・お玉 飯田蝶子
会社員・沢 新井淳
初子 佐々木清野

ジャンル:恋愛喜劇、サイレント、7巻
封切日:昭和2年1月5日
封切館:浅草電気館

【あらすじ】
須田と雅子は、互いに惹かれ合っていた。須田は心から雅子を愛していたが、自分から告白することは男の沽券に関わると、どうにかして雅子から自分に告白させようと思っていた。しかし、雅子もまた同じ考えだった。須田は、友人森と一計を案じ、実行する。その結果、カフェの女給お玉を須田に有頂天にさせ、沢は雅子に恋心を抱かせてしまう。その日以降、須田と雅子の心中は穏やかでなくなった。こうして、二人の男と二人の女の恋心は巴のように入り乱れ、さまざまな哀楽が交錯する。しかし、やがてこの混線にも終わりが来る。須田と雅子は、心の苦しみに耐えかねて、互いの誇りを捨てて向かい合う。二人が結ばれたとき、残された沢とお玉は?

【解説】
「女子シナリオライター水島あやめ入社以来第一回の恋愛喜劇で出演者は笑いの親玉飯田、新井をはじめ岡田、奈良、筑波、佐々木等で島津が久し振りに独特の喜劇を見せる」(「蒲田週報」大正十五年十二月十九日号)
(20200929)

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