5月3日、デュマ親子原作「三銃士」「椿姫」を満喫!高円寺バッカス活弁サロンで。

2022年05月06日 新着情報近況

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。お問い合わせはこちら

「三銃士」(父、デュマ・ベール原作)は、安田カオル氏・永野和宏氏・まー氏・広居バン氏・佐々木亜希子氏の5名による声色掛合いで、「椿姫」(息子、デュマ・フィス原作)は佐々木亜希子氏単独による至極の活弁で。音楽は、どちらも永田雅代氏。フランス文学を代表する名作2作のサイレント映画を、一挙に鑑賞できるという贅沢な半日でした。いつもながら佐々木さんと永田さんのコンビに感嘆。声色活弁という新しい世界に触れることができ、サイレント映画の新しい魅力を教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

じつのところ、欧米の小説をあまり読んできませんでした。とりわけフランス文学は、読みはじめても途中で挫折してしまうのです。フランス社会の感覚に馴染めないのです。そのハードルを、この日の活弁プログラムが取り除いてくれたようです。長い間本棚に眠っていた「椿姫」を、いま、楽しく面白く読んでいます。映像が想像力を助けてくれるからでしょうか、原作の世界がスムーズに愉しめます。このあと、「三銃士」なども読みたいなと。そしていつの日か、もう一度このプログラムの活弁を鑑賞して、そのあとフランス文学の先生のお話など聞く機会があったら、さぞかし美味しいお酒が飲めるだろうなと妄想してしまいました。サイレント映画の活弁は、私にとっては、これまで敷居の高かった古典文学への入口になってくれそうで嬉しいです。

活弁は、やはりいいですね!

2022/5/6

PAGE TOP