蒲田映画祭10年史「映画のチカラ」発行(蒲田映画祭実行委員会)

2021年04月29日 お知らせ

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昨年秋の「第8回蒲田映画祭」で、水島あやめ脚本作品「明け行く空」(監督・斎藤寅次郎、主演・川田芳子、高尾光子、昭和4年公開)が、佐々木亜希子氏の活弁と永田雅代氏のピアノ演奏付きで上映された。
蒲田撮影所脚本部に所属していた日本映画初の女性脚本家水島あやめが25歳の時の作品で、水島にとっておよそ90年ぶりの里帰り上映であった。
そしてまた、水島の没後30年にも当たっていた。

この度、蒲田映画祭実行委員会から蒲田映画祭10年史「映画のチカラ」が発行された。
2011年、2012年と準備が重ねられ、2013年「シネパラ蒲田」として映画祭が開催され、第3回から「蒲田映画祭」と改称。
以後、昨年2020年秋の「第8回蒲田映画祭」で10年という節目を迎え、記念誌としてまとめられたのが「映画のチカラ」である。
奇しくも1920年に松竹キネマ蒲田撮影所が開設されて、100年目の年にも当たっており、キネマの町・蒲田の遺伝子が、こうして一冊になったのである。
10年間の活動記録が詳細に網羅されており、映画ファン必読の一冊である。
こうした記念誌に、水島あやめの脚本作品を紹介し、記録に残せたことを、たいへん光栄で嬉しく思っている。

20210429


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