この「十誡」は、1923年に、セシル・B・デミル監督が製作したパラマウント映画である。
2部構成で、134分という超大作。
第1部は旧約聖書の「出エジプト」をもとにし、第2部は現代のストーリーに翻案されているそうである。
1956年にデミル監督がリメイクしたチャールトン・ヘストン主演の「十戒」を見ているが、
およそ100年前の映画は、どのような作品だったのだろう? 楽しみである。
新宿シネマート・ライブでは、1920年代の欧米の大作を鑑賞することができて、たいへん嬉しい。
最近観た作品で印象深かったのは、「三悪人」「雀」「イタリアの麦藁帽子」「ノートルダムのせむし男」。
大正末期から昭和初頭にかけて、このような大作・名作が次々に公開され、当時の映画ファンの驚きはたいへんなものだったにちがいない。
当時の欧米映画界の様子と日本の映画界の様子を想像しながら、楽しんで観ようと思っている。
2020.02.14